「なぜ」って言う声が、多数上がっていると思います・・・・・
そうですよね、私もビックリしたんですから。
社内を歩いていたら、偶然、カバーに刻印が無いクラッチを発見!

通常、商品になる「クラッチ」は、全部カバーに刻印が有るはずなのに、
「おかしい!」

R2D2 「これ、何のクラッチ?」
Y型君 「あーそれ、86用クラッチのプロトタイプ!」
R2D2 「え-、なんで? 有るの?」
Y型君 「え、作ったから!」
? なぜ ? なぜ ? なぜ・・・・・
R2D2 「えーだって、一昨日、寸法取りしたばかりじゃない?」
Y型君 「ある程度、データーをもらってたから 見切り発車で、作って
みたんよー」
R2D2 「で、寸法は????」
Y型君 「それが、ばっちり! スリーブさえ調節すれば、実走行テスト
できますよ!」
R2D2 「凄い! 量産化は?」
Y型君 「とりあえず、フライホイールの慣性マスをテストしてからね!」
R2D2 「お、そうだね!」
R2D2 「で、今回、試作したクラッチって?」
Y型君 「汎用性を考えて、ストリートマスターシングルで2種類
用意したよ」
R2D2 「え、2種類って?」
Y型君 「フライホイールを、2種類」
「慣性マスを確認するために、純正フライホイールより軽い物と、それより
もさらに軽い物とで、2種類作製しましたよ」
「このクラッチで、テストしてフライホイール重量を決定しますよ!」
R2D2 「他のクラッチも考えているの?」
Y型君 「レース用の、超軽量モデルなんかおもしろいよね!」
Y型君 「まだ、プロトタイプなんだから、ブログで詳しく書いちゃだめですよ!」
R2D2 「ハイ、ハイ!」
Y型君 「素直に、返事するときが一番危ない!」
・・・当然、速攻ブログネタにさせてもらいますよ、お代官様!
純正クラッチとの比較です。



で、当然プロトタイプが完成してるので、速攻で積んでもらいます。
今回、組んだクラッチは、ストリートマスターシングル改らしいですが・・・・
R2D2 「「改」って、何?」
Y型君 「何でも、ブログに書くからダメ!」
R2D2 「ちぇ、ケチ!」
Y型君 「量産型になったら、教えるから!」
またまた、86担当重役のSS木君にお願いして積んでもらいました。
実車組み込みです。

ちゃんと、トルク管理をしてフライホイールボルトを締めていきます。
その後、ディスク+カバーを仮止めして、センター出しバーを差し込んで、
センターを確認して、カバーを本締めしていきますよ。

Y型君 「ちょっと、手がだったんで、変わって」
R2D2 「いいよ」
「パチリ」
やられました、いつもの仕返しに写真を撮られました・・・・

さあて、無事装着できたので、テスト開始です。
弊社の社員にクラッチを踏んでもらいました。

もともとが、凄く踏力が軽いクラッチなので、ちょっと重くなった感じがしますが、クラッチの切れも良いし、半クラッチの感じと良い、ものすごく良くなっています。
ピックアップも、エンジンブレーキの効きも良くなりました。
サーキット&スポーツ走行には持ってこいです。早く、金甲山攻めて
みたいですー。
が、クラッチ開発担当のY型君は満足してません。

渋い顔の、Y型君です。
「パワーバンド以外で、ちょっと振動が・・・」確かに、言いたいことはわかるん
ですが、軽量フライホイールなんだから・・・・・
でも、まだまだ改良するみたいですよ。
営業としては、「早いラインナップ」をと、願っているんですが。
各方面から、「早く販売してくれ」って言われているんで・・・・・
「早く量産して」 Y型君 「お願い」